西田記念館

《西田記念館概要》

 西田記念館は福島市内から土湯温泉に向かう途中の“アンナガーデン”内にあります。雄大な吾妻の山並みが広がり、眼下には福島市内が一望できます。みちのくとこけしを愛した故西田峯吉氏を記念する伝統こけしの展示館で、西田コレクション3,500本を含め約10,000本のこけしが収蔵されています。館内3つの展示室では約1,000本のこけしを展示し、こけしの歴史や各地の伝統こけし、戦前の貴重なこけしなども紹介しています。
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《西田峯吉氏について》

西田峯吉氏 伝統こけしの振興に尽くしたこけし蒐集・研究家です。大正14年から農林省の役人として蚕糸業に関わり、東北各地をめぐりながらこけしに出会いました。東京こけし友の会では昭和31年〜平成3年まで会長を務め、鳴子温泉の「全国こけし祭り」では永年審査委員長を務めました。「原郷」とは、西田氏のこけしに対する思いを表現した言葉で、心に郷愁を呼びおこすようなこけしを「原郷のこけし」と呼んでいます。

《設立趣旨》

 西田峯吉氏は愛蔵していたこけしと資料をこけしのふるさと福島に残して一般公開したいという強い希望があり、公益財団法人東邦銀行教育・文化財団に寄贈されました。西田記念館は公益財団法人東邦銀行教育・文化財団の地域文化の振興に役立ちたいという目的のもとこけし館として設立され、平成7年4月にオープンしたものです。

《東邦銀行教育・文化財団とは》

東邦銀行教育・文化財団の詳細については以下のリンクをご覧下さい。
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