イベント情報

《開催中イベント》

企画展 廣井道顕の「江戸独楽」の魅力〜天野弘三コレクション〜

期  間 令和6年4月2日(火)〜令和6年7月28日(日)
場  所 地階 第二展示室
 江戸中期〜明治時代にかけ、江戸・東京では江戸っ子好みのしゃれた独楽がたくさん作られていました。これらは江戸独楽といい、ただ回すだけではなく、飾っても楽しく、回り方も様々な動きがあり、形や色彩が美しい独楽となっています。
 廣井道顕氏(1933-2020)は東京で江戸独楽作りを受け継ぐ廣井家に生まれ、昭和20年より宮城県へ移住し、仙台で活躍をした江戸独楽の作者です。本展では、廣井氏の作品を長年にわたり収集された天野弘三氏(1933-2016)のコレクションから、この度当館にご寄贈いただきました江戸独楽をご紹介します。江戸の暮らしや文化がユーモラスに表現された色彩豊かな作品の数々をどうぞご覧下さい。

 また、企画展に合わせて独楽の体験コーナーも増設しておりますのでぜひお楽しみ下さい。

ミニ企画展 美轆会限定セット

期  間 令和6年7月17日(水)〜令和6年11月24日(日)
場  所 1階 常設展示室
開催中イベント2 美轆会(みろくかい)とは伝統こけし工人の親睦と創作意欲の高揚につとめるため、平成3年に発足した会です。この会による展示会では各地の伝統こけしや木地玩具など様々な作品が展示即売されます。
 本展では、この会により限定セットで作られた「美轆の絆」、「4寸笠ごまこけし」、「3寸5分、4寸5分こけし2本組」をご紹介します。
 今年は9月28日(土)〜29日(日)に土湯の湯愛舞台(ゆめぶたい)で最後の美轆展を開催する予定です。

《企画展報告》

企画展 遠刈田吉郎平系列 名品こけしとその流れ

期  間 令和5年12月1日(金)〜令和6年3月31日(日)
場  所 地階 第二展示室
開催中イベント1 遠刈田系こけしは大きな頭に細めの胴、三日月形の目が特徴で、頭部には紅い放射線状の髪飾り模様が描かれます。胴模様は菊を主とし、桜、梅、木目など多彩で、その華麗な姿は伝統こけし中随一と言われます。
 また、こけし産地としての歴史も古く、江戸後期からこけしが作られていたと考えられており、弥治郎、蔵王、肘折、南部など他系統のこけし形成に大きな影響を及ぼしました。
 現在、遠刈田系こけしの流れは大きく吉郎平系列と周治郎系列の二つに分けることができます。本展では、吉郎平系列の名品こけしとその流れをご紹介しました。