イベント情報

《開催中イベント》

企画展 蔵王こけしの系流

期  間 令和6年12月3日(火)〜令和7年3月30日(日)
場  所 地階 第二展示室
 蔵王系こけし発祥地の蔵王温泉(山形県山形市)は蔵王連峰西麓に位置し、古くは「堀田高湯」、「蔵王高湯」などと呼ばれ、福島の高湯温泉、山形の白布温泉と共に奥羽三高湯の一つに数えられていました。蔵王連峰を越えた東の宮城県側も青根温泉、遠刈田温泉など温泉に恵まれた地域で、農民の憩いの場として人気を集めていたといいます。このような蔵王山麓の温泉地は幕末から明治にかけて宮城と山形を結ぶ場所として多くの人が行き交い、東西交流が行われていました。
 こうした中、蔵王では明治中頃まで青根や遠刈田などの木地製品を仕入れ、売っていたといいます。しかし明治21年、宮城県側から木地技術が伝わると蔵王でも木地業が始まり、こけしも作られるようになりました。どっしりとした太い胴、菊、桜、牡丹などの華麗な胴模様は絢爛豪華な作風と言われ、遠刈田系を基本としながら独自の風格へと発展しています。

ミニ企画展 こけし雛展

期  間 令和7年1月28日(火)〜令和7年3月30日(日)
場  所 1階 常設展示室
開催中イベント2 東北各地のこけし雛をご紹介します。木のぬくもりが感じられるこけし雛は個性豊かな作品が多く、伝統の様式を取り入れた作品もあれば、作者の自由な発想で作った新しい感覚の作品もあり、一般のひな人形とは異なる魅力を楽しむことができます。

《企画展報告》

企画展 小さなこけしの魅力

期  間 令和6年7月30日(火)〜令和6年12月1日(日)
場  所 地階 第二展示室
開催中イベント1 昭和中期のこけしブームは大きな作品が人気でしたが、近年は女性ファンの増加からカワイイと思う感性に合った小さなこけしに人気があります。また、住環境の変化もあり、手軽で飾りやすいサイズを求める人が多くなっていることもあります。
 小さなこけしは古くからあり、独特な呼び方をする地域もあります。これらは大きさをただ小さくしたものではなく模様や形に特徴があり、小さなこけし独自の魅力が見られます。
 今回の企画展では、小さなこけしやえじこ(赤ちゃんがワラで編んだ嬰児カゴに入った姿を表したもの)、こけしの小版画など収蔵品の中から小さな作品をご紹介しました。