イベント情報
《開催中イベント》
企画展「湊屋佐久間弥七生誕200年 土湯こけしの系流を中心として」
期 間 | 令和4年12月1日(木)〜令和5年3月31日(金) |
場 所 | 地階 第二展示室 |
![]() 言い伝えによると、土湯の佐久間亀五郎(不詳‐1836没)が天保年間(1830-1844)に伊勢参りへ行く道中、上方で見た木地玩具を参考にこけしを作り、その息子弥七(1822生-1880没)が首のまわるこけしを考案したことが土湯こけしの始まりと言われています。弥七が作ったこけしは「弥七でこ」と呼ばれ、土湯こけしの原型と言われています。 現在、弥七のこけしは確認されていませんが、次の世代の作品からわずかに残されています。弥七の系譜のこけしは屋号から「湊屋のこけし」と呼ばれ、土湯こけしの源流と考えられています。 今回の企画展では、土湯こけしの礎を築いた佐久間弥七が生誕200年を迎えたことを記念し、その系譜の作品を中心にご紹介します。この他にも、本展のため新たに作られた現役工人による弥七でこの想像復元作品も併せてご紹介します。 |
ミニ企画展「こけし雛展」
期 間 | 令和5年1月24日(火)〜令和5年3月5日(日) |
場 所 | 1階 常設展示室 |
《企画展報告》
企画展「中ノ沢こけし誕生100年」
期 間 | 令和4年8月2日(日)〜令和4年11月30日(水) |
場 所 | 地階 第二展示室 |
![]() 大正2年、採掘した硫黄を運ぶための耶麻軌道(沼尻軽便鉄道)が開通すると貨物輸送の片手間に旅客輸送も行われるようになり、中ノ沢は温泉地としてますます賑わうようになります。 温泉街ではお土産品の需要が高まり、土産物店では木地職人を招いて日用品や温泉土産を作らせたり、土地の人が技術を学んで木地物を作ったりなど木地業が始まりました。 このような中、宇都宮出身の木地師岩本善吉が中ノ沢に移り住み、独自のこけしを考案しました。大きく見開いた目の周りが赤い独特な表情のこけしは「たこ坊主」の愛称で親しまれ、現在まで受け継がれてきました。今回の企画展は、善吉が中ノ沢に来てから100年を迎えたことを記念し、中ノ沢こけしの系譜の作品を一堂にご紹介しました。 |